声をかけられて感激?でもちょっと待って!
もし、街頭でスカウトされたら、あなたならどうしますか?
本当にそういう事があるようです。
もともと芸能界に入る事や、モデルやタレントのお仕事に興味を持っていた方ならば、
とりあえずは、「ラッキー!チャンス到来!!」といったところでしょうか。
いきなり声を掛けられるということは、あなたの持つ何らかの魅力がスカウトマンの目に留まったからでしょう。
芸能のお仕事にはあまり興味が無かったとしても、なんだか嬉しくなって、舞い上がってしまうかもしれませんよね。
自信を持っていいと思いますよ。
でも、ちょっと待って。
誰でもでデビュー出来るかというと、それほど甘くはないようですよね。
もちろん、またたく間に、アイドルやモデルでデビューする人も中にはいるかもしれません。
でもその一方で、数ヶ月から数年間、みっちりとレッスンを積んだ末に、やっとの事でお仕事のオファーを得られる人もいるでしょう。
また、たとえデビューしたとしても、芸能のお仕事だけでは食べていけず、いつ終わるとも知れない、経済的に苦しい生活を強いられるかもしれません。
残念ながら、途中であきらめたり、日の目を見ずにフェイドアウトしていく人も、かなりいるのではないでしょうか。
タレントスカウトを受けた場合について考えてみましょう。
スカウトに関する、定番的な注意点をおさらいしてみましょう。
雰囲気にのまれて条件反射的に判断しない。
もしも街でスカウトされて感激して、声をかけてきた芸能プロダクションやモデル事務所のスカウトマンに、口説き落とされそうになったとしても、その場の雰囲気にのまれてすぐに契約したり、安易に名前や連絡先を教えないほうが安全であり、得策ではないでしょうか。
まずは、その場を離れて一息ついて興奮を静めましょう。そして、自宅に帰って気持ちをフラットにしてから、あらためてじっくりと考えてみましょう。
費用面に関してあらかじめ理解しておく。
芸能プロダクションには、有料「登録制」を採用しているケースがあります。
たとえば、入会金、レッスン料、プロモーション料(写真撮影等の宣材費)といった費用がかかる可能性があるので、事前に確認をしておくべきです。
心配でリスキーな要素
下記項目に数多く該当する場合ほど、警戒すべきでしょう。
- 面接がプロダクションで行われない。オフィスへ案内してもらえない。
- 連絡先の電話番号は携帯のみ。固定電話が無い。
- お金がかかる話ばかりをする。
- 契約書、説明書、といった書類がいっさい無い。
- 所属先輩タレントの実績が確認出来ない。
- レッスンスタジオが用意されない。
- 厚生労働大臣の認可を受けているのか分からない。
シンデレラストーリーもしくは都市伝説
デビューのきっかけが、スカウトだった・・・・とされている、俳優・タレントさんがいますよね。
都市の繁華街や観光地などで、いきなり声を掛けられて、最初は不審に感じたりもしたけど、
その芸能事務所の熱意を信じて身を預けたら成功した・・・・・
といった感じのシンデレラストーリーです。
そんなドラマや映画みたいな話・・・と思ってしまいますが、現実にあるようですね。
もしそれが本当の話だとすると、そのタレントさんは、素人の頃から尋常ではないオーラを放っていたのか、ダイヤモンド原石のような輝きがあったので、目に留まったのでしょう。
それと、獲得した芸能事務所が、しっかりとしたノウハウや戦略を持った事務所で、マネージメント能力が極めて優れていた、と言えるかもしれません。
ちなみに、聞くところによると・・・・
10代後半の少女期に芸能界デビューを果たしている某有名女優(S.A)さんは、
「この学校に超美形の少女がいる!」という噂を聞きつけてやってきた
芸能事務所のスタッフさんにスカウトされたそうです。
まさに夢のような、都市伝説のようなお話ですよね。
確かにS.Aさんは、デビュー当時からハイスペックな美少女ぶりを、いかんなく発揮していました。
ドラマデビューも華々しく、いきなり主演待遇だったと記憶しています。その後も順調にキャリアを重ねてタレント業を続けています。
本人の素質や努力が素晴らしかったのに加えて、所属事務所のマネージメントが良かったのでしょう。浮き沈みもほとんどなく、かなり「上手くいった例」だと思います。