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芸能事務所の専門性について

赤ちゃんからシニア世代に至るまで、幅広い世代層のタレントさんを擁し、多彩な芸能分野(オールジャンル)に参入している総合プロダクションもあれば、「子役専門」「シニアモデル専門」「俳優専門」「女性モデル専門」といったように、ある分野に特化した(その分野を得意とした)芸能事務所もあります。

マッチング(相性)の観点から考えてみると、たとえば「女優になりたい」といったように、進みたい分野がはっきりしているのであれば、その分野を専門とした(あるいは得意な)プロダクションのタレントオーディションを第一に検討すべきでしょう。

分かりやすい具体例を挙げてみましょう。

もしも雑誌やファッションショーのモデル志望ならば、俳優しか所属していない芸能事務所よりも、モデルが多数在籍する事務所を選択すべきです。

なぜなら、専門プロダクションのほうが、ファッション業界を熟知しており、高度なモデルスキルを指導してもらえる事が期待出来るからです。

たとえば、キッズモデル専門の芸能プロダクションの場合。

母娘の笑顔写真

赤ちゃんや子供に特化した育成カリキュラムを持っており、また、現場でのお仕事方法やマネージメント等に関する豊富なノウハウを蓄積しています。色々な意味で、こどもの扱いに慣れていると考えられます。

こども自身にとっても「居心地」が良くてお仕事もしやすく、スキルアップの可能性をはじめとする様々なメリットが期待出来るのではないでしょうか。

但し、一定年齢が過ぎて青少年となった時(目安は中学卒業時。15歳くらいでしょうか。)、その後もずっと活動を続けていきたいのであるならば、一般の青少年や大人のタレントを擁する芸能事務所への移籍を検討すべきかもしれません。

備考:複数の芸能事務所への所属や移籍について

「Aプロにも、Bプロにも所属する」といったような、複数の事務所に重複して所属する行為、いわゆる「二股」は、芸能ビジネスの慣習上、常識的に考えてほぼ不可能でしょう。

これは養成所(スクール)についても同様の事が言えます。

たとえば、「テアトルアカデミーに通いつつ、他のタレント事務所のレッスンも受ける」といった「二股、掛け持ち」行為は、原則的にはNGです。

(ちなみに、黙っていればバレないとか、そういった問題ではありません。)

なお、「数か月ごとに移籍する」といったように、次々とお世話になる養成所・スクールを変える事も、好ましいとは思えません。


やはり、自分が何をやりたいのか、どんな活動がしたいのか、よく考えながら、所属先の選択を行なうべきです。

はじめの「選択」は結構たいせつなポイント。

いろいろと目移りしてしまう事もあるのかもしれませんが、「郷に入れば郷に従え」の気持ちを持ちましょう。まずは、所属した芸能プロ/養成所に慣れて順応する努力をするべきです。

少なくとも最初の頃は、業界のプロの方たちの指導を素直に仰ぎ、いきすぎた個人主義、わがままは控えましょう。

なお、頑張って続けてみたけど、どうしても自分に合わない、成果が出ない場合や、また、何か重大な不都合なことが発生した場合には、その時点で在籍の継続について、検討することとなるのでしょう。

いずれにせよ、業界独特のルールを守り、相応の段取りを踏まないと円満な移籍は難しいのではないでしょうか。一般社会人が行う企業間の転職よりも大変かもしれません。

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