周辺環境を調べてみましょう
もし、入りたい・レッスン生になりたい芸能事務所があるのならば。
新人タレントを募集している芸能事務所やそのレッスン場の所在地についてチェックしてみましょう。
(建物、周辺環境、交通経路等)
今は便利な時代なので、インターネットを活用すると、画像や映像で確認する事が出来るかもしれません。
そして出来ることならば、実際に現地へ足を運んで確認してみると良いのではないでしょうか。
とりわけ、子供や女性の方の場合においては、利便性や周辺環境の安全性・健全性について、よく調べておくべきでしょう。
- 交通アクセスが良くない。
(例:駅から徒歩で20分もかかる/バスが通っていない等々) - 周辺環境が好ましくない。
(例:煩雑で物騒な歓楽街に所在する/人里離れた山の中にある等々) - 事務所・レッスン場が入っている建物の雰囲気や印象が好ましくない。
(例:著しく老朽化している。安全性/快適性が低い)
たとえば、ある芸能事務所についてパソコンやスマホや雑誌等で調べてみた結果、次のような要素が感じ取れたならば、その芸能事務所のオーディションへの応募は、ひとまずは保留すべきなのかもしれません。
少し面倒かもしれませんが、その芸能プロダクションの公式サイト、口コミ、雑誌等のオーディション広告、現地確認などなど、出来るだけ多くの複数の「情報源」から情報を収集して、自分にマッチしているのか判断しましょう。
厚生労働大臣の許可について
芸能プロダクションは、テレビ番組・映画・舞台・各種イベントなど、芸能のお仕事に関する、
出演の斡旋(あっせん)紹介/マネージメント業務を行っています。
これは、民法の職業安定法に基づく職業紹介事業に該当します。
芸能プロは、テレビ局などのクライアントから、お仕事を取ってきて、所属タレントに紹介(あっせん)します。そして、クライアントから得たギャラの一部を手数料として受け取り収入にします。
つまり、有料でお仕事をタレントに紹介していると解釈出来ます。こういった業態の事業は「有料職業紹介事業」と規定され、厚生労働大臣の許可を受けなければいけません。
もちろん、「認可を受けている芸能プロは安全・安心である」とは、かならずしも言い切れません。
しかしながら、当たり前の、最低限のルールは守っている、という証しにはなるでしょう。
そこでですが、もしオーディションを受けたい芸能プロダクション等があるのならば、
厚生労働大臣の認可の有無について、あらかじめ確認しておくべきでしょう。
もし許可を得ていないように見受けられる場合、法令を遵守していない可能性が高いです。
その場合、後々契約や労働に関するトラブルが起こりやすい、リスクがあるのでは?
「重大な不安要素である」と認識しておくべきでしょう。
トラブルや経営状態に関して
(トラブル発生の可能性)
芸能事務所におけるトラブルと言えば、経営(金銭)の問題、社内での内紛、業界内でのいざこざ、所属タレントとの契約問題などが考えられます。
現在進行形のトラブルは勿論の事、過去に発生した事柄も含めて、ひんぱんに「揉め事」が起こっている事務所は、ダーディーで不安定なイメージがあります。
一般人の感覚としては、やはり心配ですよね。
(財務・経営状態に関して)
まるで石橋を叩いて渡るように、慎重に慎重を重ねて検討を行うのならば、その芸能事務所の経営(収支・資産管理)が健全になされているかも気になるところです。プロモーション能力の事を考えると、資金力については特に気がかりでしょう。
とは言うものの、決算や資産について一般公表しているケースは少なく、分かりにくいです。ネットや雑誌等の情報・風評を参考にしたとしても、噂や裏情報的なものは信頼度に乏しく、把握する事は難しいかもしれません。
ちなみに、本業(芸能)が堅調であっても、サイドビジネス(不動産や店舗経営、資産運用など)で損失を出して、経営が圧迫されているケースもあるかもしれません。
売れているタレントさんが所属しているからといって、かならずしも経営状態が良好であるとは限らない訳ですね。